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天引きによる仕組み化・自動化した種銭作り

昔は今のように積立投資のプラン(商品)がなかったので

株や投資信託を買うためのまとまった金額のお金(種銭)が必要でした。

私はそれを貯めるために

天引きの財形貯蓄を利用していました。

 

勤労者が、金融機関などと契約を結んで3年以上の期間にわたって、定期的に-----つまり毎月又は夏季・年末のボーナス時期などに-----賃金からの控除(天引)により、事業主を通じて積み立てていく目的を問わない使途自由な貯蓄のことです。

  厚生労働省「財形貯蓄制度」より

 

私はその後、持株会にも入って天引きでさらに会社の株式も貯め、

その会社の株価が上がったこともあり、

最終的に6,000万円ほどのキャッシュを得ることができました。

※関連記事 社内持株会は結構儲かる(ただし、条件有り)

 

 

天引きすることでお金は貯まります。

天引きの効果として

①自動化による行動固定することができる

②少ない手取りでもその中で人は生活できる

の2つがあると私は思っています。

「手数」の増減で貯蓄分を守るー天引き効果1

毎月、貯金をしようとした場合、

 

1.今月の支出額を見積もる

2.貯金額を決める

3.各支払い時に使って大丈夫か計算する

4.使ったらダメな時に我慢する

5.貯めた分に手を付けない

※3~5は1カ月にその都度何回も

 

のように常に計算・決断を必要とします。

そして、決断のたびに精神力を削がれます。

その結果、心の余裕がなくなり、

ストレス解消のため浪費してしまったりもします。

 

1説には人は1日に35,000回も決断していると言われています。

スティーブ・ジョブズがいつも同じ服を着るのは

洋服を選ぶことに決断数を使いたくなかったからという話もあります。

  参考WEB 「決断疲れ」を防ぐにはどうしたらいいか

 

天引きは最初から貯蓄分が引かれた金額が

自分の口座に振り込まれるため、

意志の力を使うことなく貯めることが出来ます。

 

似たやり方で

貯蓄用口座を別に作って毎月の貯金額をその口座へ移す

というのもありますが、

この場合、

口座に移すという1行為が必要になります。

 

また、天引きでは

貯蓄分に手を付けようとする場合に解約手続きという

とても面倒な行動を起こす必要があり

貯蓄を守る心理的な効果も大きいです。

  参考WEB 習慣化するコツは「手数」を減らすこと

人の環境適応力を利用するー天引き効果2

人の心は良く出来ていて

幸福も不幸も継続すると慣れて

最初ほど強く感じなくなってきます。

これを限界効用逓減の法則と言います。

 

  参考WEB 2杯目のビールは1杯目を超えられない?!

 

誰もが置かれた環境に適応して日々を過ごしています。

収入も同じです。

手取り15万円なら15万円の生活、40万円なら40万円の生活で

日本中の人が生きていっている訳です。

 

自分の口座に振り込まれる額が収入だと考えれば

その条件で生活レベルを調整するのが人の性です。

天引きならば全額使いきっても貯蓄できるので

その部分でも気楽に行えます。

 

天引きは人間の行動心理に則った確実性の高い貯蓄方法です。

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