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一時収入と定期収入(ストックとフロー)

投資のリターンには

一時(一回だけ)の収入と

定期的に反復する収入の2種類があります。

 

例えば不動産の場合、

一時収入は売却価格(売却益)であり、

定期収入は家賃収入となります。

 

株の場合は

一時収入はキャピタルゲイン(買値と売値の差額)であり、

定期収入は配当や株主優待になります。

 

定期収入の罠

定期的な収入は

未来もそれが見込めると思われて

安心感が高いです。

 

一方、一時収入は文字通り1回きりなので

将来である次回が見えないために

不安に感じてしまいます。

 

 

人は不安を避けて安心を求める性質があるので

定期収入、株の場合であれば

高配当株を選ぶことが多くなります。

 

でも、実際には、

株の保有期間でどれだけ収益を上げたかが

大事です。

 

例えば、

1,000万円で無配当の株Aを買って、

10年後に2倍になった場合は、

10年で1,000万円の利益が出たことになります。

 

同じ1,000万円で配当利回り10%の株Bを買って、

10年後も株価が同じだった場合は、

10年間で1,000万円(配当の再投資を除く)の

利益になる訳です。

 

10年で1,000万円の利益ということでは

どちらも同じだと言えます。

 

つまり、極論してしまうと

一生の内でどれだけ稼いだがか大事で、

一時収入か定期収入かは関係ない

ということです。

 

もう少し付け加えれば、

必要な時にキャッシュがあった方が良いので

早い時期の一時収入の方が価値は高いと思います。

(また、利益確定が将来になればなるほど

 不確実性が増す(現在価値が落ちる)ので、

 どちらにしても10年以上先のことを

 計算に入れるのは避けていた方が良いようには思っています。)

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